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VisualStudio Codeで便利にsurfaces.txtを編集しよう

この記事は「伺か Advent Calendar 2021」の8日目の記事です。

VisualStudio Code向けに、ゴーストのシェル設定の surfaces.txt を編集するための拡張機能(エクステンション)を作ったので、この記事ではVisualStudio Code(VSCode)のインストールから surfaces.txt のエクステンションをインストールして使うまでをご案内します。

こんな感じに自動で色分けしたり、その他便利な機能があります。
スクリーンショット 2021-12-09 004306

VSCode はマイクロソフトが公開している、主にプログラミングなどに向いた多機能なテキストエディタです。つまり強いメモ帳です。
ゴースト関連のファイルを書くにはちょっとオーバースペックで、つまずきやすいところがあるかもしれないので、はじめての方はこの記事を読みながらぜひ挑戦してみてください。

■インストールしましょう
まずはインストールしてみます。
ここからダウンロードできます。
Download Now を押してからWindows版を選べばインストーラがてにはいります。Macの人も使えます。
インストーラを起動してデフォルト設定でインストールすれば大丈夫です。

デフォルトでは英語なのですが、起動して右下にすぐに「日本語にしますか?」といったことを尋ねるボックスか出てくるので「インストールして再起動」的なボタンを押しましょう。
自動的に日本語設定がインストールされて再度VSCodeが起動します。

■日本語設定のインストールを損ねたら
日本語にするかどうかの表示を消してしまったりしても大丈夫です。
左側のバーのこの部分をクリックするとサイドバーが出てくるので上部の検索ボックスに「Japanese Language Pack」と入力して出てきた日本語パッケージをインストールすればOKです。(VSCodeを一度閉じて開き直しが必要かも)

スクリーンショット 2021-12-09 003828

■伺か向けの初期設定を行いましょう
メニューバーの「ファイル」>「ユーザー設定」>「設定」をクリックすると設定画面が開きます。
設定画面の上の方に検索ボックスが出てくるので「encoding」と入力すると「Files: Auto Guess Encoding」「Files: Encoding」という見出しの設定が出てきます。

それぞれ「Files: Auto Guess Encoding」にはチェックを入れ、「Files: Encoding」には「Japanese(Shift JIS)」を入れます。
もしこの意味なんとなくわかる場合は、必要に応じて「UTF-8」などを選択しても大丈夫です。

この状態までで、里々の辞書ファイルなどのゴーストの辞書ファイルなどをメモ帳のように編集することができます。

■文字化けしてしまったら
1つ前の項目で「Files: Auto Guess Encoding」をオンにしていると自動的に文字化けを避けるのですが、文字化けしてしまう場合もあります。
その時はここの「Shift JIS」と書いてある場所(Shift JISではないなにかになっているかも)をクリックして「エンコード付きで再度開く」を選びます。
ゴーストのデータであればリストから「Japanese(Shift JIS)」を選べば正しく開けると思います。(UTF-8 が正しい場合もありますが・・)

スクリーンショット 2021-12-09 003140

■「信頼」するかどうかを尋ねられたら
ファイルを開いたときに尋ねられることがあります。自分の作った辞書とかであれば信頼するようにして大丈夫です。
プログラミングをするときなどで、自動的になにか困るものが動き出すのを止める機能みたいですがゴーストを編集する程度であればほとんど関係ないでしょう。

■surfaces.txt のエクステンション(拡張機能)をいれる
ここをクリックしてエクステンションのサイドバーを開きます。
検索バーに「surfaces.txt」を入れると「伺かゴーストシェル surfaces.txt エクステンション」というのが出てくるはずなので、インストールのボタンを押せばすぐにインストールできます。

スクリーンショット 2021-12-09 003828

インストールしたあと surfaces.txt を開けば、自動的に拡張機能が適用されて色分けされます。

■エクステンションができること
1.色分け
それっぽい色分けをしてくれます。
スクリーンショット 2021-12-09 004306

2.入力補助
途中まで入力すると入力候補が出てきたり、今何を入力すればよいかのヒントが出てきます。
サーフェスの合成方法など。
上下キーで選んで、TabかEnterで決定。Escで閉じる。
Crtl+Space で候補を表示、Ctrl+Shift+Space で入力ヒントの表示。
スクリーンショット 2021-12-09 004354

3.定義へジャンプ
animation.pattern のサーフェス番号指定の場所で右クリック→「定義へ移動」で番号に一致するsurfaceブレスにジャンプできます。
スクリーンショット 2021-12-09 004656

4.要約
elementやanimationの行にマウスカーソルを乗せると要約が表示されます。
elementの場合、画像ファイルの部分がリンクになっていてクリックすると画像ファイルを開けます。
スクリーンショット 2021-12-09 005250

VSCode には色々と便利な機能がありますが、まずは慣れようとしつつ surfaces.txt の編集などに使ってみてはいかがでしょうか?

これで今日の記事はおしまいです。
明日の記事をたのしみに待ちましょう。
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ななろだについてだべる

伺か Advent Calendar 2021 3日目の記事です。

ゴーストアップローダの「ななろだ」をご存知ですか?
私が運営しているゴーストアップローダなのですが…
今は閉鎖されてしまいましたが「Sosiremi」みたいなものといえばわかりやすいかもしれません。

この記事では色々とやったことや考えたことについてだべだべします。
あともしよろしければ私となかよくしてください。

★ななろだとは
narファイルをアップロードすると、ゴーストの更新データを自動的に準備してくれるアップローダです。
自分でレンタルサーバをもたなくてもゴーストの配布や更新を行うことができる仕組みです。

アップローダとかOneDriveとかだとnarの配布はできてもゴーストの更新はできなかったりします。
そんな環境の多い昨今、手軽にゴーストを公開・更新できるプラットフォームができたらいいなと思い作ったのがこのアップローダでした。

★開発から公開までのストレートな導線として
さとりすと」という里々ゴーストの自称統合開発環境を目指して作ったツールがあります。
これを使ってゴーストを作っている場合は、いちどアカウントを登録してしまえば、さとりすとでゴーストを編集したあと数クリックでアップロードできます。
つまりアカウントだけ登録してもらえればその場で公開までいけるのです。(ゴースト側にいくつかinstall.txtとか初回起動トークとかは必要そうだけど)

★里々じゃなくても、さとりすとじゃなくても使えます
ブラウザから出力済みのnarをアップロードできるようにしたので里々のゴーストじゃなくてもさとりすとを使っていなくてもアップロードすることができるようになってます。
バルーンとか、シェルとか、サプリメントとかゴースト以外でも上がるのでそういうアイテムの配布に使ってもらっても大丈夫です。
フリーシェルとかでも全然使ってもらってOK、ただ余計に更新データが作られる点は、目をつぶってもらう感じで…
(逆に、ゴーストと関係ないデータも上げられてしまうので、そこは容赦下さい… 手動削除とかで対応すると思います)

さとりすと以外でzipをつくっても、「ななろだ」が「更新ファイル(updates2.dau)」を用意するのであんまり深く気にする必要はありません。

★配布ページ生成機能、おもしろいですよ
narをアップロードするだけで、こういうページが自動的に作られます。
実際にnarをダウンロードしてもらえるとわかるかもしれませんが、ななろだ向けの設定というものがゴーストには入ってないんです。
なのに配布ページっぽくなる… っていうのがなかなか面白いと思うんですよね。
あと、TwitterとかにURLを貼るとこれまたそれっぽいカード型のリンクになったりします。

カラクリですが、立ち絵を SerikoCamera というシェルから立ち絵のサンプルを生成するアプリケーションがありまして、こちらを動かしてプレビュー画像を用意してまして、説明文はreadme.txt のをもってきて… という感じです。
ななろだ自体はさくらのレンタルサーバのライトプランで動いてるんですが、それだけだとSerikoCameraは動かしにくいので立ち絵生成用にバックエンドが別であったりします。

こっちのゴーストのように、表示をいくつか制御することもできるようになってます。

★ブラウザでゴーストを起動できる素敵技術
ブラウザでゴーストを起動する技術の如何かというものがあります。
アップロードしたゴーストをインストールせずとも起動できると面白いのでは! と思い立ちななろだにつっこんでみました。
使われている技術に全く詳しくないので素人改造ですがなんとか起動できるようになりました。プレビューとして「こんな感じのゴーストだよ」というのに使えるのかもしれません。

このページの下の方にある「ゴーストを起動」ボタンを押すとブラウザで起動できます。
ロードにちょっと時間がかかるので、起動しなかったら一呼吸おいてもういちど押してみてください。

★アップロード容量ってどれくらいが理想なんでしょうね
だいたいのゴーストをカバーできる容量を提供できれば、あとはスパムよけのための制限って感じです。
いまのところはSosiremiのゴーストをすぐに受け入れられるよう10MB+αとしてみています。

プラスα部分は、例えばゴーストに別シェルを追加したとか、別モードを追加したとか、そのうちいつか容量が足りなくなることを見越した対策でゴーストを更新するごとに一定の上限である程度容量が増えていくようにしてあります。

こういうのとは全く別で、大作を作ったんだけど容量が無い!
とかって時は直接言ってもらえれば容量増やすので教えて下さいね。

★検索機能はつけないことにした
ななろだ、検索機能はないんですよね。
ほしい方には申し訳ないですが、思想的につけないつもりでいます。
今までのゴースト配布のようにインストールの導線を作者さんが自分で組み立てられるようにしているというのと、とにかくゴースト開発者さんむけの機能に絞って開発するためにゴーストユーザさん向けの機能はつくらないという選択をしました。

★今後考えていること
…といいつつも、いまのところ機能面では思いつきでなにか作る程度であんまり具体的な更新は考えてないです。
サイト外観的には、ロゴなどセンスの無い中なんとか作ったデザインなのでいい感じのデザインをしてくださる方をゆるく募集中です。趣味の一貫やプロボノ活動的なものとしていかがですか。「ななろだ」自体もそれによって成り立っています。

利用料金はとるつもりはまったくないです。代わりによかったらうちのこ描いて!!
(サーバの空き領域の有効活用程度のものなのできにしなくていいです)

ところで私は愛の重めなユーザさんすきすきゴーストがすきすきです。
ぜひ作ってななろだでも他でも公開したらおしえてくださいね。

さて、とりとめもなく書きましたが3日の記事は以上です。
他の記事も楽しみに待ちましょう。

Githubでゴーストの更新データを公開しよう

この記事ではGitHubというGitホスティングサービス(簡単にいうとちょっとややこしいDropBoxやOnedriveみたいなもの)を使ってゴーストのネットワーク更新データを公開する方法を紹介しています。

ちなみに「ネットワーク更新ファイル」は一般的にDropBoxやOnedriveを使うことが機能上出来ないので、これから紹介する方法が無料でネットワーク更新先を用意する方法ですが、「narファイル(ゴーストアーカイブ)」は単純にダウンロードするだけで使用することができるので、DropBoxやOnedriveでも問題はありません。

・GitHubを使う利点
更新ログが残る
無料で使える

・GitHubを使うデメリット
更新先を参照する外部サービス(Sirefasoなど)に認識されない
海外の英語サイトなのでちょっとむずかしいかも

1.アカウントを開設
github.com にアクセスすると、ユーザ名やパスワード、メールアドレスを入力する画面が表示されるので、
[Pick a username]には使いたいユーザー名を
[Your email]には自分のメールアドレスを
[Create a password]には使いたいパスワードを入力します。

エラーメッセージの解説:
[Username is already taken] 既に使用されているユーザー名です。
[Username may only contain alphanumeric characters or dashes and cannot begin with a dash] 使えない文字があります。
[Username is too long (maximum is 39 characters)] 長すぎます。

入力したら、緑色の[Sign up for GitHub]をクリックします。
成功すると「Welcome to GitHub」のページが表示されるはずです。

続いて利用プランの選択画面が表示されます。今回は無料で使用するので「Free」の項目が選択されている(右側のボタンが[Chosen]になっている)のを確認して緑色の[Finish sign up]ボタンをクリックします。
もし選択されていなかったり、他のプランを選択してしまった場合は「Free」の右側の[Chose]ボタンをクリックすると選択できます。
gh_2.png

これでアカウントが開設できました。

アカウントを解説すると登録したメールアドレスに、メールアドレス確認のメールが届きます。
「(ユーザ名) + GitHub = <3」…こちらはGitHubへようこそ! 的な内容です。
「[GitHub] Please verify your email '(メールアドレス)'‏」…こちらは認証をしてくださいという旨のメールなのでこちらを開きます。

メールの内容に「https://github.com/~」といった感じのURLが書いてあるので開きます。
ログアウトしていたり別のブラウザで開いた場合はログインが求められるのでユーザ名とパスワードを入力してログインします。

「Confirm Email Verification」と書いてある下に自分の登録したメールアドレスとその右側に「Confirm」ボタンがあるのでクリックすれば登録は完全に完了です。

この手順が済んだらブラウザではGitHubにアクセスしなくて大丈夫です。
IDとパスワードだけは忘れないように。

2.GitHub for Windows をインストール
PCからGitHubにファイルをアップロードするために「GitHub for Windows」をインストールします。
「GitHub for Windows」はGitHubの公式クライアントです。

https://windows.github.com/

↑のページを開いて、[Download GitHub for Windows]をクリックすると、インストーラーがダウンロードできます。
ダウンロードが完了したら実行してください。

インストーラを起動するとインストールするかを尋ねられるのでインストールします。ダウンロードが終わるまで待ちます。

インストールが完了後、起動します。
「Welcome」と表示されたらログイン情報、ユーザ名とパスワードを入力してチェックマークのボタンをクリックします。
gh_3.png

ログインすると次は名前とメールアドレスを求められます。
こちらは「アップロード者」として公開されるアドレスと名前になります。
入力したらチェックマークのボタンをクリックして進みます。
ログインに使用したものと異なるものを使用しても問題はありません。

次に、「Find local repositories(ローカルリポジトリの検索)」というのが出ますがこれはSkipしてください。
(既に使っている人向けのオプションで、初めて使う場合には意味が無いので。)
これで、GitHub for Windowsの導入は完了です。

ここまで済ませたあたりで「[GitHub] A new public key was added to your account‏」という件名のメールが届くことがあります。
これは「新しい認証情報が追加されました」という内容で、GitHub for Windows からGitHubへのログインの情報が作成されましたという意味です。
もし心当たりがなくアカウントが乗っ取られた可能性がある場合はここから対処してくださいという内容でURLが貼ってあるので、今回は無視して構いません。


3.リポジトリを作成
「リポジトリ」とはゴーストの「フォルダ」のようなものです。
作成した「リポジトリ」にゴーストをアップロードすることになります。

まずGitHub for Windowsの左上の「+」ボタンをクリックします。
「Name」には作成したいリポジトリの名前を、「Local Path」にはリポジトリフォルダを配置したいフォルダ設定します。
リポジトリフォルダですが、新規に作成する必要があるので、SSPで起動できる位置に作成しましょう。
「Local Path」フォルダに「Name」という名前のフォルダが作成され、それが公開されるという形になります。
「Local Path」は[Browse]をクリックするとフォルダの選択画面が開きます。(Browse=参照)
入力したら下にある[Create repository]をクリックします。
これでローカルリポジトリが作成できました。(まだ公開はされておらず、公開の準備をした状態)

先ほど設定した「Local Path」内にリポジトリ名のフォルダが作成されているはずなので、ゴーストのフォルダの内容ををここに移動します。
gh_4.png

既に「.git」フォルダと「.gitignore」「..gitattributes」というファイルが存在しているかもしれませんが、これは必要な物なので消さずにそのままにします。
続いて「公開したくないファイル」を設定します。
リポジトリには「.ignore」というファイルがあるはずなので、メモ帳などで開きます。
このファイルを編集することによって公開しないファイルを設定することが出来ます。
delete.txt や developer_options.txt はSSPなどには有効ですが、GitHubには効果が無いので、「.gitignore」でGitHubに対しても設定が必要です。
最初からシステムのファイルをアップロードしないように記述されているので、一番下に自分のアップロードしたくないファイルを追加します。
書き方は、delete.txt や developer_options.txt とほぼ同じです。
ただし、\のかわりに/でフォルダを区切ります。

例:
◆developer_options.txt
ghost\master\neta.txt,nonar,noupdate

◆.gitignore
ghost/master/neta.txt

また逆に「.git」フォルダと「.gitignore」「..gitattributes」ファイルは更新に含まれるべきではないので、developer_options.txt で更新しないようにします。
次の2行を書き足してください。
「developer_options.txt」がない場合は手動で作成してください。場所は「.gitignore」と同じフォルダです。

.gitignore,nonar,noupdate
.gitattributes,nonar,noupdate
.git/,nonar,noupdate


4.リポジトリを公開
いよいよweb上に公開します。
左のリストから作成したリポジトリ名をクリックし、右上の[Publish Repository]ボタンをクリックします。
入力画面が表示されるので「Name」にはアップロード先リポジトリが自動入力されているのでそのまま、
「Description」にはリポジトリの説明を入力します。省略しても構いません。
入力できたら[Publish (リポジトリ名)]をクリックして公開です。

5.ゴーストの更新を設定
ゴーストの更新先は
https://raw.githubusercontent.com/(GitHubのユーザ名)/(リポジトリ名)/master/
になるので、SHIORIの設定方法にしたがって設定します。

例えば筆者の場合「あおいリボンのあおいさん」というゴーストで利用していて、リポジトリ名は「aoi」GitHubのユーザ名は「kanadelab」なので更新先URLは…

https://raw.githubusercontent.com/kanadelab/aoi/master/

このようになっています。

6.updates2.dau / updates.txt の作成
ゴースト更新用のファイルを作成します。
ネットワーク更新の共通の手順ですから、既にupdates.txt や updates2.dau の作成経験のある方は、ご自身のやり方で構いません。

SSPを起動して先ほど作成し、ゴーストをコピーしたリポジトリフォルダをSSPにD&Dします。
実行する処理の選択をするウインドウが開くので「更新ファイルを作成」を選択して[OK]をクリックすると自動的に、
ゴーストのリポジトリフォルダに更新に必要なファイルのupdates.txt とupdates2.dau が作成されます。
これを作成した後に他のファイルを変更すると更新エラーになるので、更新の直前には毎回このステップを行ってください。


7.ファイルをコミット
リポジトリを公開しましたが、まだ肝心のゴーストのデータがコミット(アップロード)できていません。
ゴーストをアップロードするにはリスト中央の「Uncommitted changes」をクリックして開き、
Summaryにコミット(=アップロード)のサマリ(簡単な説明)を入力します。例えば「初回アップロード」のような。
Descriptionにはもう少し詳しく記述することが出来ますが、こちらは任意です。
[Commit to master]ボタンがクリックできるようになるはずなので、クリックしてアップロードするファイルを確定します。
右上の「Sync」ボタンに「+1」と表示がつくのでクリックするとアップロードできます。

8.アップロードの確認
アップロード完了から反映まで数分程度時間がかかることがあるので、少し待ってゴーストで更新が正常にできることを確認してください。
今後ゴーストを更新したいときは手順6と7を行ってください。


Q&A
・無料プランの制限は?
→アップロードしたファイルがすべて公開されます。(プライベートリポジトリというファイルを非公開にする機能が使えません。)
 ゴーストの更新ファイルは、すべて公開されている必要があるためこの制限は今回のケースでは全く問題になりません。
 公開したくないファイルはdeveloper_options.txt と .gitignore でアップロードしないように設定しましょう。


・ファイル容量は?
→1ファイルあたり100MBまで、1リポジトリあたり1GBまでのようです。
 GitHubでは今までの更新をログのような形で保存してあるので、ログを含めて1GBまでです。
 もし超えてしまいそうになったら、一度リポジトリを削除し、同じ名前でリポジトリを作れば更新URLは変わりません。
 
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フォント同梱バルーンを作ろう

この記事ではユーザさんにフォントを新たにインストールしてもらうことなく、任意のフォントをバルーンに同梱してそのフォントでバルーンの文字を表示する方法を紹介しています。

注意)この機能が使用可能なのはこの記事の公開時点でSSPのみです。

・準備
使用可能なフォントファイルを用意しておいてください。
特に今回はバルーンに同梱しますから、利用規約として同梱配布が認められているかどうかという点に注意してください。

今回は「花園明朝A」をお借りしています。
HP: Hanazono fonts

1.使いたいフォントファイルをバルーンのフォルダに配置します。
d_bal_1

2.バルーンの「descript.txt」に次の一行を記述します。

font.name,フォントファイル名

ここで注意が必要なのは「フォント名」ではなく「フォントファイル名」です。
例えば「花園明朝A」を使用する場合には

font.name,HanaMinA.ttf

と記述します。

3.バルーンを実際に使ってみて確かめます。
画像はフォントサイズを大きくしていますが、フォントが変わっていると思います。
d_bal_2


これでフォントファイルを同梱したバルーンができました。
以降は特別な手順なくバルーンを公開することが出来ます。

お疲れ様でした。

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里々のゴーストエディタを作りました(伺か Advent Calendar 2014)

この記事は伺かAdvent Calendar 2014の12月13日の記事です。
はじめて参加してみました。 慣れないので、多目に見て下さいね。

この記事は、「里々」をご存知のかたもしくは編集経験のある方を対象に書いています。

◆里々ゴーストの統合開発環境だ!
ゴーストを作るのに、もっともプログラミング的知識を必要としない栞とされる「里々」。
しかしながら編集にはテキストエディタを使って行うのが主流でした。
そのために、他の栞と比べて相対的な簡単さはあるものの、全くの初心者には一定のハードルがあることには変わりありません。
里々という栞が出来てもう何年も時がたちますが、ここだけは変わりませんでした。
そういうわけで、記述と動作確認をまとめてできる里々の専用エディタを作りました。

◆こういうやつ。
advent

◆里々のゴーストがいじれます。つくれます。
里々の辞書を解析して同じ文をリストで表示して編集しやすくしました。
それぞれの編集は「文」「単語群」単位で行うことができます。
(従来通りのテキストを直接編集することもできます)
その他にも表情一覧を表示したり、編集しているShiori Eventのリファレンスを確認しながら作業をすることができます。
「さとりて」同等の機能を搭載して、書いたトークをそのまま起動中のゴーストに喋らせてみることもできます。

編集できるのはトークだけではなく、descript.txt や satori_conf.txt の設定ファイル周りもそれぞれ専用の編集機能を用意しており、別にメモ帳を開く必要はありません。

◆辞書を「書ける」だけじゃありません
ゴースト開発の壁となるひとつの要素が「デバッグ」ですが、「さとりすと」にはデバッグを補助する機能もあります。
まず里々のデバッグツール「れしば」を内蔵しさとりすと上で確認することができます。
さらに前述のように作ったトークをゴーストに喋らせる機能・ゴーストに任意のShiori Eventを発生させる機能があります。
その他に、ShioriEcho(外部からの辞書操作)を活用して変数の読み書きが可能なため、わざわざゴーストにデバッグ機能を用意しておく必要がありません。

◆これからの課題
これからの課題は「初心者向けドキュメントの充実」と考えています。
現状、「里々」というものの使い方はテキストエディタでの編集を前提とした「里々wiki」を確認してもらうことにしている一方で、「さとりすと」独自の編集手法がいくつも存在しています。
そのために「里々」に初めて触れる人は、まず「里々wiki」でテキストエディタを用いた編集方法を習得し、次にさとりすと独自の編集方法を習得するといった手順になっています。
ここを直接「さとりすと」から始められるような環境を作ることができれば、ゴースト制作への敷居をさらに下げることができるのではないかと考えています。

また、「さとりすと」は現在も開発中です。
必要な機能などリクエストにはできるだけ応じたいと考えていますので、ご協力をお願いします。

◆機能はまだまだあります
この他にも、ゴースト内の辞書ファイルをまたいで検索をかけたり、触り判定用の座標情報を作成したりと紹介していない機能がたくさんあります。
詳しくは、「さとりすとwiki」をごらんください。

◆おしまいに
「さとりすと」によって今までゴーストの制作を技術的な面で躊躇していた方がゴースト制作をはじめられること、そして今までゴーストを制作していた方の負担が少しでも減ることを願っています。

この記事を書くに至るまでに協力してくださった、あるいは「さとりすと」を使ってくださったすべての方々に感謝します。ありがとうございます。そして、これからもよろしくおねがいします。

【さとりすとの配布記事はこちら。】
【さとりすとのマニュアル「さとりすとwiki」はこちら。】

【伺か Advent Calendar 2014 はこちら。】

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ゴーストをお求めの方は

ななっち

Author:ななっち
◆ゴースト配布ページはこちら。
◆作者サイトこちら。

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